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網膜動脈閉塞症の治療

網膜動脈閉塞症は、眼科での救急疾患の1つとなっています。
より早く閉塞された血流を通すことにより、効果的な治療に至る可能性が大きく、したがって網膜動脈閉塞症は緊急を要する救急疾患となっています。

治療はまず薬物療法として、心筋梗塞の発作時に投与される亜硝酸薬をはじめ血栓溶解薬、網膜循環改善薬などが投与され、低酸素状態の改善のため高圧酸素療法が行われる場合もあります。
眼球マッサージも行なわれ、眼圧を下げるために房水を抜く手術が行われますが、これらの治療から視力が回復する可能性があります。

最終的に視力がどの程度回復するかは、発症時の血管閉塞の程度および発症してから治療を開始するまでに経過した時間が関係し、「網膜中心動脈閉塞」の場合でも正常に近い状態まで回復することもあります。したがって網膜動脈閉塞症は緊急性が求められることになります。

動脈硬化は全身の血管で進行している可能性が高く、網膜動脈だけに発症しているとは考えらませんが、いずれにせよ網膜動脈閉塞症の発症には動脈硬化が深く関与しています。

動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など、死因の上位を占める危険な疾患の危険因子です。動脈硬化の予防は高血圧や高脂血症、糖尿病などを発症しないことで、日常の食生活、禁煙、運動などに留意することです。

網膜動脈閉塞症の予防は動脈硬化を防ぎ、動脈閉塞を発症しないことが重要です。早く検査を受けて、網膜動脈閉塞症が確認されれば速やかに治療を開始することです。
治療後も動脈閉塞が再発し、視野の欠損や失明に至る場合もありますから、閉塞の再発に気を配り、適宜検査や治療を受けることが重要です。
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